ビデオ・オン・デマンドとSVOD、TVOD
DVD、ブルーレイなどのビデオソフト市場が縮小傾向にある中で、インターネット動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)は、エンターテインメント企業から注目されており、2013年度は1,189億円、2014年度は1,343億円と年々成長しつつある右肩上がりの市場です。
そのインターネット動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)にも、「SVOD」(Subscription Video on Demand 定額制動画配信)「TVOD」(Transactional Video On Demand 都度課金型動画配信)「EST」(Electronic Sell Through ダウンロード動画販売)と3種類のサービスがあります。
「SVOD」はHulu、dTV、Netflix、「TVOD」はiTunes(レンタル)、Google Play(レンタル)、YouTube(レンタル)、「EST」はiTunes(ダウンロード)、Google Play(購入)、YouTube(購入)などがあり、iTunesやGoogle Play、YouTubeなどで映画やドラマなどを有料で視聴した人であれば、それは、「TVOD」もしくは「EST」のサービスを利用したことになります。
「TVOD」はインターネットを介したレンタル(延滞料金は不要)、「EST」は購入した動画のダウンロード、「SVOD」は、定額制でコンテンツを見放題としているサービスです。これには、HuluやdTV、Netflixなどがこれに当てはまります。
「SVOD」の良さはなんといっても見放題なところで、スマートフォンやタブレットなどインターネット端末さえあれば、いつでもどこでも映像を見ることができるのです。
しかも、スマートフォンで映像をダウンロードしたから、パソコンでは観られないと言うことはありません。
「SVOD」「TVOD」 「EST」など、全てのインターネット動画配信サービスにおいて、自分のアカウント情報さえあれば、ダウンロードした端末とは別の端末で観ることができますし、パッケージもないため、DVDを紛失して返却日当日にあわてて探すということもありません。