太陽光発電のデメリット

2015年08月03日 13:33

太陽光発電の最大のデメリットは、設置導入時のコストが高いことです。通常、1kwあたり40万円~50万円程度するため、総額100万~300万程度は必要になります。

このため、住宅ローンの借り換えによる金利メリットや、売電による収益を折半することによって設置費用をまかなう仕組みを採用している業者もいますが、元が取れるまでには時間がかかったり、審査が厳しいなどの問題があることから、家電製品のように気軽に設置できないことは確かです。

また、当たり前のことですが、発電量は天候に大きく左右されます。曇りや雨、積雪時は発電量が大幅に低下します。

しかし、年間を通して考えれば、大幅な気候変動などが無い限り、日射量はほぼ平均に落ち着くので、天候の良し悪しよりも、設置する環境(屋根の角度や方角、周辺環境による部分的な影)による発電量の違いの方が大きいと言えます。

特に、北面の屋根は、日射量が少ないために十分な発電量が見込めず、設置費用の元がとれない可能性が高いため、設置を断る業者がほとんどです。

また、近くに大きな建物や樹木があって部分的に影ができるような場合だと、ソーラーパネルの素材によっては、発電量に大きく影響する場合があるため、事前のシミュレーションで、元がとれるかどうか十分検討する必要があります。

次に、パネルの色はクロですが、瓦などの黒い屋根材だと、設置してもそれほど違和感はありませんが、茶系の洋瓦を使用した屋根だと、雰囲気が変わるかもしれません。

ソーラーパネルを設置すると、屋根の重量が増えます。このため、重心が高くなって耐震性が低下する可能性もあります。逆に瓦の落下を防げたという事例もあります。

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