「バーンアウト」のリスク
2022年04月05日 05:47
あんなに精力的に仕事に取り組んでいた人が、ある日突然元気がなくなり、まるで抜け殻のようになってしまった。こんな人、あなたの周りにいませんか。最近頑張りすぎて、疲れがたまっていませんか?
仕事だけでなく家事や職場での人間関係、リストラの恐怖、将来に対する不安、などなど、私たちを取り巻く生活環境は不安定かつ流動的で、それだけストレスも溜まって行きます。
いらいら・ストレスの中で日常生活を送っていると、いつかは限界に達してしまい、心身共に疲弊して、全くやる気が起こらなくなってしまうことがあります。こうした状態を「燃えつき症候群」(バーンアウト)といいます。
特に、サービス業、営業、教育、医療、介護など、人を相手にする仕事は、リスクがとても高い仕事です。
こうした仕事は、赤の他人に合わせて感情を制御しなければならないため、心身ともに疲れ果ててしまうのです。
いくら、こちらが笑顔で優しく接しても、その受け取り方は人によって千差万別で、期待した通りの反応が得られるとは限りません。
また、全身全霊を傾けて仕事に取り組んでも、いつも成果が現れるわけではなく、そうした場合にもバーンアウトのリスクは高くなります。
働く人ばかりではなく、周りからサポートを得られず、孤立して子育てをする母親、勉強、勉強と追いまくられて、思うように成績が伸びない子供、就職活動に励んでも、いつまでたっても内定が得られない学生、婚活や妊活がうまくいかない女性などなど、思うような結果に結び付かない切れない人が、リスクを抱えているのです。