リチウムイオン電池の安全性

2015年07月17日 09:19

正極にリチウム含有金属酸化物、負極にグラファイトなどの炭素材、電解液に有機電解液を用いて発電します。

エネルギー密度が高く、急速充放電が可能です。

自己放電が小さいため、長時間充電していない状態で長期間放置されても、充電したエネルギーを長期間保存し、効率よく使用することができます。

また、充電を繰り返すことによる悪影響が少なく、長寿命が期待できます。

その反面、リチウムイオンそのものは、周囲との反応性が非常に高く、空気に触れただけでも空気中の窒素と反応して窒素リチウムが生成されます。

また、水とも容易に反応して燃焼します。

そのため、リチウムイオン電池を落としたり、強い衝撃や圧力を加えたりしないよう注意が必要です。

過去に爆発・発火事故を起こして社会問題となったのは、コバルト系やポリマー系 、三元系のリチウムイオン電池です。

一方、リン酸鉄リチウムイオン電池はエネルギー密度が低く、過充電・過放電状態になっても爆発しないため、安全性が高い蓄電池です。

また、-20℃の低温環境での使用や約10年と長期使用も可能なため、幅広いシーンで活用することができます。

また、鉛二次電池の自己放電率は月に約20%となりますが、リン酸鉄リチウムイオン電池では月に1%なので、長期間放置しても充分な電力を得ることができます。

このため、リチウムイオン電池の使用・購入を検討する場合は、リン酸鉄系のリチウムイオン電池をお勧めします。

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